CLAMP

学生時代、レイアースの漫画本を手に入れたくて雨に降られながら町中を歩き回った記憶がある。
しかし、私の手に入ったのははがきと写真だけで、大学生になってやっと中古で手に入れることができた。
(それも全巻ではなく1部のみ)
アメリカに引っ越して来た時にも持ってきたが両親の叱りによって結局は捨てた。
そして長い歳月の後、人生の楽しみを探すために収集を始め、これらの漫画も思ったより簡単に手に入れることができた。
その後も新しく出版されたが、表紙のイラストだけを見ても私はこれらをもっと好む。
それ以外にも些細なことで違いがあるというが、詳細はよく分からない。
1部はアニメとほぼ同じように話が展開されていくが、
2部は柱の試練と結末自体が完全に違うので、各個人ごとに選好度が違うと思う。
どちらにしても、この作品のおかげでカードキャプターさくら以前のCLAMPが有名になったきっかけではないかと思う。
むかしむかし高麗国で勇敢な少女、春香と正体不明の夢龍がいました。その二人は高い税金徴収で民を抑圧していた両班を退治するために一緒に会い、旅に出ます。
実際、この漫画は物議を醸しています。たとえ韓国の昔話『春香伝』からモチーフを取ってきましたが、春香の母親の名前や登場人物が着ている韓服などは韓国の伝統とは言えません。
私はCLAMPがただ韓服が美しくてきれいでこの漫画を作ったと聞いたのですが、純粋な韓国人の立場からイラストを見ると「何?」という疑問点を持たせます。
しかし、また別の観点から考えてみると、日本と全世界での韓流の人気度とは程遠い90年代に、このように韓国関連の作品を出したということがありがたくも感じます。
ということで、韓国のKBS公営放送の『スポンジ』という有名番組でも実はこの作品を取り上げたことがあります。
ですから、この漫画を読んだことのある韓国人はあまりいなくても、タイトルくらいは1、2回聞いたことのある韓国人は多いです。 もちろん私の世代の話に過ぎません。